実験4号

生きのばしていく

日記20230925

 インボイス制度の署名(50万人分)が受け取り拒否されたというニュースが流れた。ツイッターしか参照していないけど、まあおおよそ事実なのだろう。周辺情報を探してみると、首相のセキュリティ上の都合により「直接手渡しでの受け取り」を拒否したということらしく、過去のテロ未遂事件や元首相の暗殺を考慮するとまあ妥当であるように感じる。とりあえず郵送で送ったりはするのだろうし、直接手渡しは前から「いやちょっと…」という態度であったのであれば、今回の「受け取り拒否」報道は政権に対するネガティブパフォーマンス的要素が強そうだ。もちろんそれだから悪いということはなく、インボイス制度にNOを突きつける(あるいは今後の廃止を働きかける)上でやれることは全てやるという狡猾さは必要だし、色々と報じられる現政権…というか自民党の振る舞いを見るとむしろそれくらいが健全だとさえ思う。直接手渡しの拒否という態度については、その意志を示したのが首相本人か周囲の人間かわからないし、仕事のために命を危険に晒すことの強要は(基本的人権として)できないので、それ自体はマイナス評価ではない。ただ、そこでパフォーマンスとして直接受け取りをやって民衆の支持を得るというのは、政治家としても気持ちよさそうなものだけど。それをやらないっていうのは、周囲の反対を振り切るほど労力を割きたいわけではないとか、何かあったときの責任問題を考えたくないとか、誰か別の人間の指示を受けているとか、まあ理由をでっち上げようとすれば無限にできるけど、ともかくそういう文化は今の日本にはないのだなあ。

 

 政治について考える、関わっていくやり方は無限にある。それも一つの複雑系だ。